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コラム

黙っているのは難しい

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こんにちは!三村智保です。

 

私達棋士の対局は、結構時間が掛かります。

生徒のみんなが見たら驚くと思います。

朝10時から始まって、夕方6時くらいまで、長い時は夜10時くらいまで打っています。もちろん1局だけの碁でそれくらい時間が掛かるのです。

 

なので、途中で休憩時間があります。食事を取ったり、食べずにただ頭を休ませたりします。

 

あるいは、碁盤を離れても頭の中は、対局中の碁の事で一杯になってたりします。

「あそこに打つとどうなるだろうか?」「あの手は失敗で、形勢はやや不利だ」とか色んな思いを巡らせ、気持ちを整理しようとしています。

 

外見上は、何もしていない様に見えると思います。ぼーっとしていると思われるかも知れません。それで事情を知らない人が私にちょこっと話しかけて来たとします。

 

それは、とても苦しい出来事です。

無心で書いていた絵に、いきなり横から墨をかけられた様な気持ちになり、思考状態が乱れてしまうでしょう。

 

 

家にいる時に、ふと良い手のアイデアが浮かんで考えこんだりします。

ぼーっとしている様に見えるかも知れない。何もしてない用に見えて、私がとても楽しんでいる時なのです。

 

その時に、お茶が入りましたとか、果物をどうぞ、とか来て、感謝すべき優しい気遣いなのですが、それが非常にツラい。

 

思考が遮断されるからです。

宅急便だの、電話だの、そういうことが結構致命的だったりします。

 

すごく偏屈な人ですね(笑)。

でも良い思考を得るためには、邪魔されない環境がとても大事です。

 

「考えてる人に話しかけてはいけない」道場で私が生徒たちに良く言ってます。

 

子供たちはまだ自分の状態が把握できず、話しかけられても集中が乱れたと感じないと思いますが

 

碁に限らず遊びでも勉強でも「没入すること」を子供たちにいっぱい体験させると良いと思っています。それが集中力につながると。

 

子供たちが何かに「入り込んでいる」時に邪魔をしない。話しかけないのが良い手だとは、誰でも思っていることでしょう。

それプラス子供たちが「ぼーっとしている時」が意外に「大事な時」だったりもすると思うのです。

 

特に男の子をもつお母さん

デキるママほど、黙っているのが難しい面があるとは思いますが、ご一考頂けたらと思います!

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